インフルエンサーの紹介やYoutubeの商品レビューなどの影響で、ガジェットオタクでない人たちにもトラックボールマウスが普及してきたように感じる。

その一方で、やはり旧来型の「普通の形」をしたマウスを使っている人が多数派なのは明らかだ。
トラックボールマウスの最大の利点は長時間作業しても疲れない点にあるが、挙動が独特なため、FPSゲームなどの細かい作業を要求されるゲームなどを快適にプレイするのは難しいという欠点も存在する。
そのためガチゲーマーの方々はゲーム向けの高性能マウスを持っているということが多いと思うが、あいにく私はそこまでFPSゲームをプレイするわけではないし、高性能な分どうしても値段が高額になる。
そのようなデメリットを背負って一万円を超えるゲーミングマウスを購入するよりも、個人的には安価に入手できるマウスで十分だと思う。
しかし、二千円以下で買えるような安いマウスには、ショートカットを割り当てられるサイドボタンのような便利機能がついていなかったりする。ゲーミングマウスのような細かい違いならともかく、このような機能の場合あるかないかでは作業効率に差が出すぎるため、ある程度パソコンに触れる人ならば、五千円程度で買えるマウスを買っておくのが無難だろう。
私は長年DTMやネットブラウザ用のトラックボールマウスと細かい作業やゲーム用の通常マウスの2台持ちで運用してきたが、最近通常マウスが壊れてまい、買い直す必要性に迫られた。
そこで買い直したのがLogicoolの「M750」である。買い直したという言葉から察した方もおられるだろうが、購入するのは2回目であり、発売日も2022年の11月24日と、そこまで新しいモデルではない。
ただ、個人的には完璧だと言ってもよいぐらい使い勝手の良いマウスなので、その理由を説明する。

パッケージに高級感がそこまでないことから分かる通り、この商品はエントリーモデルという位置づけである。価格も税込みで5280円と、高くも安くもない中途半端な感じに見える。
しかし、その価格帯にしては、搭載されている「機能」が多すぎるのである。
Logi Bolttでワイヤレスで安定接続が可能

パッケージを開けると本体と電池の他にLogi Bolttという小さなプラグが付属する。
通常マウスとPCをつなげるときは、有線かBluetoothを使うことになるが、有線だとパソコンまわりがごちゃごちゃして、使用時に使いにくくなったりするし、Bluetoothだと他の機器と接続が混線して通信が不安定になることがある。
しかし、このLogi BolttをUSB端子に挿すことで、線を繋げずに有線並の安定した接続を得ることができるのだ。

高級モデルならともかく、エントリーモデルにこのような新しめの機能が搭載されているという点で、このためだけに購入しても損はないと思わせる機能である。
サイドボタン完備

エントリーモデルとはいえ5000円するマウスであるため、左側面に2つのボタンが配置されている。
専用アプリを使うことで様々なショートカットを割り当てることができる。世の中には10を超えるサイドボタンを持つ最強マウスも存在するが、ゲーミングなどの特殊な用途を除けばこれぐらいで十分だと思う。
Easy-Switchで複数のデバイス用に使用できる

Easy-Switchというこれまたエントリーモデルらしからぬ便利機能も搭載されている。1ボタンで最大3台のデバイスのうちどれを操作するか切り替えられるというものである。
そんなに何台もパソコンを持っていないという方もおられるかもしれないが、実はマウスはiPadにも接続可能なので、例えばノートPC、デスクトップPC、iPadに接続して自由に切り替えるといった運用も可能である。サブPCやiPadのためにわざわざマウスを買うのはためらわれるという人もいるかもしれないが、この機能があれば、一台で複数台並の活躍が可能になる。
電池式であるメリット
これまで紹介してきたように様々な便利機能がある「M705」だが、個人的に電池式だということもおすすめポイントにあげておきたい。充電するものが一つ増えるだけでかなりの負担になるし、物によっては専用ケーブルを保管して置かなければならなかったりするので、基本的に充電式マウスだけはやめておいたほうが良いと思う。
普通の形なのに軽くて静音性も高い
正直高級感のない見た目ではあるが、公称103gの軽さと高い静音性を持っている。特にいわゆる「カチカチ」というクリック音はほとんどせず、「コトコト」という小さな音がかすかに聞こえるといった感じなので、静音性に関してはこの価格帯の中ではトップクラスだと思う。
全てが実用的な高コスパマウス
これまで紹介してきた機能や性能を読んで貰えれば分かる通り、どれもマウスを一般的な用途に使うときに使えるものばかりだと思う。余計な機能が入っていて5280円だと高く感じるかもしれないが、これだけのクオリティーでこの値段ということを考えると、間違いなくコスパに優れたマウスだと言えるだろう。
